PCX と どこまでも




2012年式のPCXを購入。
レビューなど。


PCXの給油口

PCXの給油口は足元の中央にある。
メインのキーシリンダーにキーを差し込んで、OFFとONの間にある「OPENER」の位置にしてから
キーシリンダー横にあるFUELのボタンを押すことで給油口のフタ(リッド)が「パカッ」と開く。
給油は非常に楽に行える。




ヘルメットホルダー

ヘルメットホルダーは、そのままだとかなり使いづらい。



フックとメットインとの幅が狭く、ヘルメットの金具を通しにくい。

  

これは設計ミスなんじゃないかと思ってしまうくらいである。



と、よくよくマニュアルを読んでみたら、ヘルメットホルダーワイヤーを通して使うように書いてあった。
ヘルメットホルダーワイヤーは車載工具の中にあった。






ニリドラの購入


車には、ドライブレコーダーを取り付けている。
ドライブの記録として後で映像を見直してみたり、万が一の事故の際の証拠として心強い。
そして導入してからというもの、録画されている事を意識するのでかなり安全運転になった。

バイクの場合も、ツーリングの記録や事故時の証拠のために、ドライブレコーダーは導入したい。
専用に設計されたニリドラ DRA-014 をインターネットで知り、購入してみた。

   

デフォルトで8GのCF(コンパクトフラッシュ)カードが付くようだが、
せっかくなのでニリドラ推奨CFカード 32GBのカードも同時に購入。

   

楽天で購入し、数日で届いた。


       
     ダンボール                   ニリドラの箱


箱を開けると、本体と2つのカメラ、マイク、CFが入っていた。


   
   フタを開けた様子                      32GBの専用CFカード


箱は2段になっており、本体の入った箱を開けると、電源スイッチと電装コード類、GPS受信機が出てきた。




本体を取り出し、CFカードの差込口を開けてみると、8GのCFカードが装着されていた。






ニリドラの取り付け


PCXのメットインは、ちょっと変わった形をしている。
ヘルメットを入れられるスペースの後ろに、雨具や工具、地図などが置けそうな
微妙に小さい長方形のスペースが存在している。(HONDA公式サイトのメットインのページ

この微妙なスペースに、ニリドラ本体を置いてみると・・・・・なんと!

  

まるで、あらかじめニリドラのサイズに合わせて設計したかのように、ぴったりと収まるのである!


本体の置き場所は、文句なしにこの位置に決定した。


後方カメラ

後方カメラは、テールランプ上部にあるキャリア部分の裏側に取り付けることにした。




前方カメラ

ニリドラは、基本的にヘッドライトの下などへの装着を前提としている。
ネイキッドタイプの場合、ヘッドライトの下に余裕があり、取り付けに最適な位置となる。
レーサーレプリカタイプの場合でも、フロントカウルとフロントフェンダーの間が大きく空いているならば
ベストな取り付け位置となる。

しかしPCXのような小型スクーターの場合は、フロントカウル下に取り付けると、
ブレーキングなどでサスペンションが沈みフェンダーとの隙間が無くなってしまい、干渉してしまう。



黒い小さなスクリーン(HONDAロゴの部分)とフロントカウルとの間に僅かな隙間があるが、
残念ながらカメラが設置できるスペースには足りない。

そこで、取り付けを依頼したショップの店長が考え出した方法が、
ナビをマウントするためのホルダーを使って、ハンドル上部に取り付ける方法だった。

マウントホルダーは、ミラーの差込口にそのまま挿せるタイプのテックマウントTM-31000L
使うことにした。



また、そのままミラーの差込口に挿してしまうと左ミラーが使えないので、
ミラー用のステーのみを購入して、テックマウントTM-31000Lを差し込むことにした。

ミラーステーはYAMAHAのワイズギア:ミラーホルダー ネジ径10mmがシンプルで良さそうだったので、採用。



テックマウントTM-31000Lはナビ用なので、カメラだけ乗せてもスペースがあまる。
そこで、ニリドラの状態を表示するインジケータランプも乗せたところ、これまた非常にしっくりくる。

最終的に、こんな感じでまとめられた。










キックペダルの購入


PCXはアイドリングストップを搭載していて、任意でON/OFFを切り替えられる。
ニリドラでもバッテリーを消費するだろうし、万一のバッテリー上がりは非常に怖い。

そのため、エンデュランス製 PCX125 PCX150 キックスターターキットも購入しておく。

   

これも、楽天で数日で届いた。

    












ニリドラの映像

なかなか広角で、綺麗に写る。
メガネタイプのカメラ 「ミタマンマメガネ]を装着して撮った動画と比較してみる。
(中央がニリドラ、全体がミタマンマメガネ)
音声はミタマンマメガネのものなので、ヘルメット内部を通る風切り音が大きい。
ニリドラのマイクはOFFの状態で撮影。






後方もしっかり録画出来ているので、万が一の追突にも安心できる。

付属してくる専用のプレーヤーで再生すると、GPSの情報がGoogleMapで反映されて、
移動するたびに地図上に走った軌跡が表示される。



ツーリングの録画などでも、非常に便利な機能だ。







アイドリングストップ

PCXは電子制御式ACGスターターを採用しており、かなり静かにエンジンがスタートする。
いわゆるセルモーターの 『キュルキュル〜』 という音がない。
音をイメージで表すと 『・・・ストトトト〜』 が当てはまるような気がする。

アイドリングストップが効いてエンジンが停止したあと、スロットルをほんの少し開いただけで
エンジンが始動し、PCXは前進し始める。
この始動時も、ACGスターターによりおそろしく静かで、スムーズな発進となる。

動画の 00:31 付近がアイドリングストップによるエンジン停止、 00:49 付近がエンジン再スタートの様子。




現在、このクラスでアイドリングストップが搭載されているのは国内でPCXのみだが、
この次世代を予感させるスムーズな停止・発進は、今後バイクへのアイドリングストップ搭載が
デフォルトになるような、そんな期待さえ抱いてしまう。それほどに素晴らしい出来。
燃費向上にも貢献している様子。

しかし、バッテリーへの負担がどれほどかかるのか?という点が心配なところではある。







             
       ニリドラ DRA-014                        ニリドラ推奨CFカード 32GB   

 

                  

            エンデュランス製 PCX125 キックスターターキット