ＩＳＤＮ

　　ISDNとは、ＮＴＴが提供するデジタル回線の事です。
　　回線そのものがデジタルであるため、
　　アナログ対応の通常の電話機やＦＡＸをそのままつなぐ事は出来ません。

　　そこで、ターミナルアダプタ(TA) や ISDN用のルータを介して接続します。

　　これらには、「アナログ用のポート」 と 「デジタル用のポート」 があり、
　　電話やFAXはアナログポートに、PCはデジタルポートに接続します。

	ターミナルアダプタ ＮＴＴのＩＮＳメイト等が有名です。
	e-Words

　　特徴としては、アナログ回線よりも速度が速い (〜64k) 事と、
　　電話に使うポートとインターネット接続に使うポートを分けるため、
　　電話とインターネットが同時に使えることです。

　　コンピュータで通信しているものは、デジタル信号です。
　　回線そのものがデジタルの方が、速く通信できます。
　　アナログ回線のように音声信号に変換しないため、
　　ロスも少なくなります。接続時のノイズも聴こえません。


　　また、NTTではフレッツISDNという料金固定プランがあり、
　　インターネット接続の時間にかかわらず定額料金で利用できるため、
　　常時接続が可能になります。
　　（ ただし、固定料金になるのはインターネット接続のみで、
　　　通常の電話の使用分は固定にならないので注意★　）

	フレッツＩＳＤＮとは 用語辞典より。　定額制なのが魅力です。
	e-Words

　　アナログ接続よりも速く、常時接続可能なISDNは、
　　インターネット接続方法の主流になるかと思われていましたが、
　　もっと効率が良く　料金が安く済むADSLの登場により、
　　その普及率が下がったと言われています。

　　また、現在のWebのコンテンツはデータ量が多く、
　　〜64 kbps では速度に不満を持つユーザーもいます。

　　こちらもアナログ接続と同様、インターネット接続の使用が少なく、
　　速度もさほど気にならない方なら　ISDNも良いかと思われます☆

　　ただし、初めてインターネットを利用する場合、
　　「別な機器（ＴＡ）が必要」 「ISDNという回線自体がよくわからない」 など、
　　抵抗を感じる部分も多いと思います。

　　初めて接続するなら　簡単なアナログ接続を利用して、
　　慣れてきたらＡＤＳＬに変更する方がオススメです。

　　というのも、ISDNからＡＤＳＬに変更する場合、
　　いったんアナログ回線に戻さなくてはいけないからです。

　　アナログ → ISDN → ADSL だと、
　　回線の工事だけでも最低２回以上必要になってしまいます。
　　手間も料金もかかってしまいますね。

　　アナログ → ADSL なら、工事は１回で済みます☆



　　ISDNの場合も、「ダイヤルQ2 や 国際電話回線 を通るように
　　設定を書き換えられる」 という危険があります。

　　デジタル回線とはいえ、ターミナルアダプタを通せば電話がかけられます。
　　このターミナルアダプタに接続されている以上、
　　PCから電話をかける事が可能になってしまいます。

　　アダルトサイトや違法サイトでは、閲覧しただけで
　　設定を書き換えられてしまうこともありますので、注意が必要です。