コンピューターを使い始めると、
ハードウェアとソフトウェアという言葉に触れる機会があると思います。
また、コンピューターを使っていなくても、
ソフトウェアという言葉は耳にすると思います。
(ソフトと略される場合が多い。 例 ゲームソフト・家計簿ソフト等)
ハードウェア、ソフトウェアとは何なのでしょうか?
大雑把に説明をすると、ハードウェアとは「装置・物」です。
ソフトウェアとは「中身・プログラム」になります。
例えばPC本体、本体に含まれるCPUやメモリー・CD-ROMドライブ、ディスプレイ、
キーボード、マウス、これらは全て 「装置・物」ですので ハードウェアになります。
実際に触れる事が出来て、形があります。
ソフトウェアは 「Windows」「Word」「Excel」、
その他いろいろなプログラムになります。
このHPを見ているのも、「ブラウザ」というHP閲覧ソフトを使用していると思います。
(InternetExplorer、NetscapeNavigator等)
これらそのものは実際に触れる事が出来ず、形がありません。
「Windows を使っているのだから、Windowsに触れている」というのは誤りです。
実際にはキーボードやマウスを使って、
Windowsが実行されている装置を通して 作業しているので、
Windowsそのものに触れているわけではありません。
コンピューターは、大きなコンピューターも家庭で使うPCも全て、
ハードウェアとソフトウェアが無いと作業が出来ません。
ハードウェアとソフトウェアを説明する例として、ビデオデッキと映画を挙げます。
ビデオデッキはハードウェア、映画がソフトウェアになります。
映画には映像や音楽が含まれています。
映画館で上映される事もありますし、ビデオやDVDになって販売される事もあります。
映画館で見ても、ビデオやDVDで自宅で見ても、映画は映画。中身はそのままです。
中身を記録しているものが、映画館のテープであったり、ビデオテープであったり、
DVDのディスクであったりするだけです。
つまり、入れ物や観る環境が違うだけで、中身は同じになります。
そして映画そのものには形がなく、触れることが出来ません。
ビデオテープやDVDディスクといった、入れ物に形があり、
入れ物に触れる事が出来るだけです。
ビデオデッキはどうでしょうか。ビデオテープを再生できます。
ビデオテープに映画が入っていれば映画を再生できます。
家庭でとった映像が入っていればそれを再生できます。
TV番組を録画したテープなら、TV番組を再生できます。
しかし、何も入っていないテープを再生すると、何も映りません。
つまり、テープの中身を再生しているだけになります。
ビデオデッキそのものに触れる事はできますが、
ビデオテープに記録されている映像や音楽等の中身には 触れられません。
「映画を見る」という事は、
ハードウェア(映画館のスクリーンや自宅のビデオデッキ)を通じて、
ソフトウェア(映画の中身)を見るという事になります。
「WindowsやWordが入ったCD-ROMはどちらになるのか?」
という疑問が生まれるかも知れません。
それはソフトウェアが入った入れ物になります。
こういった入れ物を メディア(媒体)と言います。
映画が記録されたビデオテープのように、
中身を入れるための物の事です。
Windowsが入ったCD-ROMは、
ソフトウェア(Windows)を記録したメディア(CD-ROM)です。
メディアを再生するハードウェア(CD-ROMドライブ)がないと
実行する事ができません。Windowsが入ったフロッピーディスクも同じです。
また、CD-ROMに入っていても、フロッピーディスクに入っていても、
WindowsはWindowsです。中身は変わらず、形がありません。
わかりにくい説明になってしまったかも知れませんが、
PCを使うという事は、形のあるハードウェア(PC本体・キーボード等)と
形のないソフトウェア(Windowsやその他のプログラム)を
常に使用している、という事をイメージして頂けたらと思います。
そして、インターネットを使ってプログラムをダウンロード出来たり、
いろんなHPを見れたり、いろんなサービスを受けられるようになっている現代は、
インターネットがメディア(媒体)となっている、という事が言えます。
このHPを実際に表示させている皆さんのPCやディスプレイが「ハードウェア」、
表示させるために実行している Windowsや InternetExplorerが「ソフトウェア」、
閲覧出来るように提供している媒体・インターネットが「メディア」。
このHPをご覧になっている今現在も、
ハードウェアとソフトウェア・そしてメディアを 常に使用している事を
感じて頂けたら、と思います。
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