パソコン本体とは別に、「私達がパソコンを使うための道具」 があります。
例えば、文字を入力するための 「キーボード」、
パソコンの処理の結果を表示させる 「ディスプレイ」、
画面上の項目を選んだりボタンを押すための 「マウス」 などがあります。
これらは、パソコン本体の周りにある装置という意味で、「周辺機器」 と呼ばれます。
上に挙げた3つの周辺機器は、現在ではパソコン操作にほぼ不可欠になっている物で、
PC本体を購入すると付属して付いてくる場合が多いです。
その他の周辺機器には、印刷する 「プリンター」や、画像を取り込むための 「スキャナー」など、
いろんな物があります。
これらは、必ず操作に必要というわけではないので、本体に付属していない場合もあります。
周辺機器は、個々に交換したり、変更したり、追加したりする事が出来ます。
周辺機器を別に購入すると、必ずと言って良いほど 付いてくるものがあります。
このページでは、その付属してくるものについて解説します。
プリンターやスキャナーなどの周辺機器を購入すると、
ほとんどの場合 CD-ROM が付いてきます。
このCD-ROMに入っているのは、
1.その周辺機器を使えるようにする為のプログラム
2.その周辺機器を便利に使うためのアプリケーション
である場合が多いです。
前者はドライバー、後者はユーティリティなどと呼ばれます。
ドライバーは、一言で表すならば 「説明書」 です。
例えば、皆さんが家電製品を買ったとします。
今まで全く使用した事の無い製品は、
どのような手順で操作したらいいのか わからないですよね。
そこで取り扱い説明書などを読み、操作方法を知る事になります。
PCにとっても同じで、新しい機器を接続しただけでは、
PCは使い方がわからないのです。
そこで、私達が取り扱い説明書を読むように、
PCにも説明書を読ませてあげるのです。
PCのための説明書がドライバーという事になります。
PCのためのものなので、当然人間のための言葉ではなく、
コンピューターのための言葉(コンピューター言語)で書かれています。
私達は説明書を読んで覚えても、内容を忘れてしまう事がありますが、
コンピューターはデータを保存しますので、
基本的に一度ドライバーを読ませてあげれば、あとはしっかり覚えていてくれます。
ドライバーの入ったCDを使うのは、最初の一回だけという事になります。
しかし、ウィルスに感染したり、PCをリカバリーしたりすると、
データが消えてしまう事があります。
その場合は再度、ドライバーを読ませてあげる事になります。
そのため、ドライバーの入ったCDは無くさずに
取っておく必要があります。
ユーティリティは、便利に使うためのおまけのような物です。
必ず必要というわけではなく、「あると便利」 という程度のものが多いです。
例えばプリンターのユーティリティには、
「操作ガイドを画面に表示するプログラム」や
「プリンターの状態をチェックするプログラム」 等が付いてくる場合が多いです。
ドライバーやユーティリティのCDは、最初の導入時に使用して
あとは使わない事が多いので、無くしてしまう事もあるかと思います。
その場合、メーカーのサポートデスクに連絡して、
有償でCD-ROMを再度 送ってもらう様になります。
(無償の場合もあります)
ですが、「ドライバーCDが見つからない」 という場合、
メーカーに連絡する前に、メーカーのHPを見てみて下さい。
多くの周辺機器メーカーは、インターネット上で
ドライバーをダウンロード出来るようにしています。
無くさないようにするのが一番ですが、無くしてしまった場合は、
インターネットを活用してダウンロードすると良いと思いますよ☆