携帯電話やPHSなどの移動電話を利用して接続するのが
モバイル接続です。 (mobile = 自由に動く、可動式の )
接続方式としては、電話をかけているのと同じ事になるので、
ダイヤルアップになります。
利点としては、移動電話を使うので 電波の届く場所なら どこでも使用できます。
また、自宅に固定電話を引いていない人でも
携帯電話やPHSがあれば接続できます。
難点は、電波が悪いと うまく接続できないこと、
そして、利用までの準備が必要なことです。
携帯やPHSを利用して会話をしていると、聴こえにくかったり、
切れてしまったりした事が 誰でも一度はあると思います。
その通信網を利用するので、モバイル接続の場合も 同じことが起こります。
少し移動しただけで通信が出来なくなったり、逆につながるようになったり。
これは移動電話の特性ですので、どうしようもありません。
ただし、中継を行う基地局やアンテナの増加で、
現在はかなり環境が整備されてきています。
もう一つの難点である、準備についてですが、
まず必要なものを揃えるところから始まります。
PCと携帯・PHSなどの端末を接続するコードが必要です。
これはPCにも 携帯端末にも 付属されませんので、自分で買うことになります。
現在は PCの種類も携帯端末の種類も多数ありますので、
自分のPCと携帯端末にあったものを選ばなければいけません。
また、その装置は周辺機器にあたりますので、
PCにドライバーをインストールする必要があります。
( → 周辺機器とドライバー )
通信速度は、利用する携帯端末によって異なります。
現在、データの受信速度は PHSの方が速いです。
NTT DoCoMo携帯 9600 bps
PHS PIAFS64K 64 K bps
インターネットに接続するだけなら、PHSの方が快適と言えます。
これを利用して、PHS端末から 通話機能を取り除き、
インターネットの接続専用に作られたのが、
DDIポケットの 「AirH”(エア エッジ)」 です。
AirH”は、通話機能がないため、電話の形をしていません。
ほとんどがPCに直接差し込む カード型になっています。
(*:カード差込口のないPCの為に、USB接続の物もあります)
これは通話する為のPHS端末が必要ありませんので、
現在PHSを持っていない方でも カードを準備するだけで済みます。
(DDIポケットとの契約が必要です)
同様の機能で、NTT Docomo から提供されているのが、
「P-in(ピーイン)」 になります。
モバイル接続は 前述の様に、機器を用意したり、
PCにドライバーをインストールしたりと、準備が大変です。
しかし、場所を限定されないことは 非常に自由度が高く、
ノートPCを持ち歩いて利用している人には オススメです。
営業で外回りをしていて、メールのチェックや
データの送信を頻繁に行う仕事をしている人には 最適といえます。
また、最近では 固定電話を引いていない 若い方が多いので、
手持ちの携帯やPHSを利用してインターネットをしたいという人にもオススメです。
新たに固定電話の契約をするより経済的ですし、電話の工事も必要ありません。
モバイル接続はダイヤルアップの一種ですので、
接続出来ない時のエラーも ダイヤルアップと同じです。
うまくつながらない時は、接続エラー例 を参考にしてみて下さい☆
→ Windows のダイヤルアップ接続エラー例
→ Mac のダイヤルアップ接続エラー例